桜染め教室、今日は後編です!
はじまりー。
昨日制作した、桜の分量・色を定着させる媒染・酸化の有無の違いによる色見本表。
これを基に、今日は自分の染めたい色を目指し、まずは分量をはかります。
計れましたー。
写真もぶれましたー。ごめんなさい。
桜を煮だしています。
こしきでこして・・・
きれいな桜色です。
桜の分量が少ない方が赤みが強く出ます。
ただ、今回の桜は色素量が多いとのことで、
すると黄味が強く出やすい傾向にあるとのことです。
自然界のものだから、いつでも同じというわけではありません。
媒染に鉄やアルミを使い、浸し染めをしてゆきます。
鉄は硫酸鉄、アルミはみょうばんを使いました。
重金属を用いると色が定着しやすいという認識は、
人間が有史以前より『ここの水で洗うと色が落ちにくい』とか
『土に埋めておくと色が落ちにくい』とか、地中や水中、自然界の鉱物の利用を、
経験から学んで蓄積していったのではないか?と、
講師の山崎先生はおっしゃっていました。
丘の上のton-caraは、いつでも乾いた風が吹きつけるので、
あっという間に乾いてゆきます。
手前がシルクの鉄媒染、その横は綿のアルミ媒染、
それからシルクのアルミ媒染。
シルクに比べ綿の方が色素を取り込みにくいので、
結果、黄味があまり出ず、淡い桜色に染まりました。
『ポーズをとってください』といったらポーズをとってくれた
やさしい山崎先生と、M島さん。
同じ桜の染料で、左がシルクのアルミ媒染、右が鉄媒染。
一回の受講で諸条件による色の出方の違いを理屈から学べ、実践できます。
受講されていたみなさん、草木染していても、『あれー?』と
思う色になることがあったそうで、今回いろいろ勉強できて
よかったとおっしゃってくれました。
ありがとうございました!
次回の草木染は春夜叉、
(↑春のやしゃぶしをそう呼んでいるそうです。写真はウィキペディアより)で染めます。
現在、山崎先生が頑張って採集中で、材料が集まらなかったら、、、
栗で染めます。
自然物なので、いつでも採れるとは限らないという。。。
採集生活なんですね。
『風土に根ざした草木染』、初回講習はこれにて!
次回の講習は4/13(木)、14(金)です。
ぜひぜひお出かけくださいませ。
お申込みはmail@ton-cara.comまで
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