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和綿の糸作り教室でした

今日は和綿の糸作り教室でした!

最初に講師の飯塚先生より、綿と『和綿』というものについてレクチャーがありました。

奈良時代に渡来しながらも日本で中々根付かなかった綿でしたが、

江戸時代の頃からようやっと栽培が普及し

庶民の衣服として人口を支えたものの、明治以降には輸入の洋綿におされてしまい、

今は繊維として流通することはありません。

その日本の綿を洋綿に対して和綿とよびます。

飯塚先生のお話は、日本人が綿とどうかかわってきたかだけでなく、

綿の歴史と世界経済の流れ、奴隷貿易、産業革命、遺伝子組み換え作物にまで及び、

これまで人間が歩んできた歴史、

またこれから歩んでゆく未来を考えさせられました。

 

さて、糸づくりの実践です!

実繰り機で種を取り除きます。

実繰り機はこのような木製の機械。

ハンドルを回すとローラーがかみ合って種を取り除いてくれます。

飯塚先生が修行した山陰地方の伯州綿。

種が取り除けました。

弓で打って繊維をほぐします。

 

ハンドカーダーを使う方法もあります。

 

このように丸めてゆきます。

これは『じんぎ』『しの』『よりこ』『さね』など、呼び方もさまざま。

日本の地方地方で作られたからでしょうか。

糸車で糸に紡いでゆきます。

はじめは中々つながりません。。。

 

がんばってーー。

 

自宅でもできるように、スピンドルを使ったレクチャーも。

スピンドルはコマに棒がついたもので、いつでもどこでも持ち運べます。

糸車はちょっと覚悟決めないと入手できないかもしれませんが、

スピンドルなら手軽に練習できます。

そして今日の教室は終了!

みなさまありがとうございました。

 

4月からは和棉畑での実習も始まります。

さらには自分で作った糸を使い、織るところまで!

 

教室は第2・第4水曜日です。

どうぞお出かけください。

教室詳細はこちら

お問い合わせはmai-@ton-cara.com

TEL.027-368-2370

担当:ふせ