今日は座繰り製糸のワークショップ!
座繰りは、繭をお湯で煮て、木製の座繰り器で生糸を巻き取ってゆく製糸方法。
機械製糸にくらべ、ふんわりとした質感があり、
布になった時、独特の空気層が生まれます。
講師は、蚕絲館を主宰する東先生。
東先生は、京都で座繰り製糸によって作られた布を見、
その糸を求めて、ひとり群馬にやってきて、
座繰りや蚕糸技術・文化・歴史を丹念に取材し、
桑畑からはじめ養蚕・座繰り製糸に日々向き合ってらっしゃいます。
最初に東先生による説明。
では、やってみましょう!
煮えて、ちょうどよくなった状態の
繭を専用の箒でなで。。。
お蚕さんが吐き始めた部分の『きびそ』とよばれる糸をズルズルと引き出します。
ズルズルー。
ふしのないスルスルした糸が出てきたら、
座繰り器の把手をまわし、小枠に巻き取ってゆきます。
生糸が巻かれ、だんだんと小枠も重くなってきました。
小枠に巻き取られた糸は、かせにするために大枠に巻いてゆきます。
今日は東さんの取材でテレビ東京の方がいらっしゃっていました。
道具も全部洗って、
かせにした糸がぐちゃぐちゃにならないよう、『アミソ』をかけます。
テレビ東京の方にインタビューを受ける生徒さん。
できましたー。
お疲れ様でしたー。
お疲れ様ですー。
生徒さんがインタビューに答えてらっしゃるのをちらりとお聞きしました。
『聞くのとやってみるのと、やっぱり違いますね。こんなに光沢のある美しいものだとは思いませんでした。命を頂いているんだという事が実感できます。これからは布に対する見方が変わると思います。もっと大切にしようと思いました』
ふせは、、、とってもうれしかったです。
次回の座繰り製糸のワークショップは、4/8(土)9(日)、20(木)、21(金)です。
5月からは養蚕ワークショップもはじまります!桑畑からはじまり、養蚕して収穫した繭を座繰りワークショップで糸にし、織ることもできます。ぜひぜひご参加ください!
お申込みは、mail@ton-cara.com
TEL.027-368-2370 携帯090-2544-9959(ふせ)まで
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