2017年春蚕・養蚕ワークショップ、
20日以上にわたるワークショップも、ついに最終日。
今日は集繭(しゅうけん)、繭かきとも言って、繭の収穫日です!
蚕絲館さんへお昼頃、
ton-cara弁当をもって参じたら、
やってるやってる。
こうやって繭を光にかざし、
薄いものや繭を作る途中で死んでしまったものなど、
生糸にするのが不向きな繭を除いてゆきます。
日が翳っちゃうと見えなくなるから、
お昼あと回しにして、がんばります。
がんばりました!
やっとお昼。
最終日のton-cara弁当はかつ丼でーす。
午後は繭を収穫してゆきます。
『マユクリン』出動。
簇についた毛羽も取らなければなりません。
マユクリンは繭を枠から押し出して収穫しつつ、
毛羽もとるというすぐれもの。
↓FBにマユクリンの働きぶりの動画をあげました。↓
有能なマユクリン。
しかしタイミングをまちがえると
繭をつぶしてしまうだけでなく簇も破壊してしまいます。
緊張の一瞬。
平石先生の目がキラリとひかります。
毛羽のとれたきれいな繭が続々と出てきました。
中のお蚕さんは生きています。
お蚕さんたちの体温で蒸れてしまわないよう、
収穫した繭の山の真ん中にくぼみを作ります。
今年の繭は出来がとてもいいそう。
お天気にも恵まれました。
今度は回転簇から落ちてしまったりして
藁簇に『入院』していたお蚕さんたちの繭。
こちらは調子のよくないお蚕さんたちなので、
繭の大きさもまちまち。
マユクリンは使えません。
手動の毛羽取りで毛羽を取ります。
壮観です。
20日以上にわたり開催された養蚕ワークショップ。
色んなことがありました。
繭の収穫は、『終わり』ではなく、ここからがまた始まりです。
収穫したのは、きっと繭だけではありません。
繭と、私たちと。この20日間で得たものとともに
どんな道すじを歩むでしょうか。
この繭から糸を引き、布を織るという方も。
手をかけ、命をいただき、それを布にし身にまとうという行為は、
とても手間のかかる長い道のり。
でも、その道々でとても素晴らしい出会いがたくさんあります。
養蚕ワークショップ、秋には黄色の繭をつくる『ぐんま黄金』を育てる予定です。
ご参加お待ちしております!
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