9/11から蚕絲館さんレクチャーによる養蚕WSが開催されています。
初日は、小さいお蚕さんを迎えて刻んだ桑を与えるところから始まります。
これは到着したばかりのお蚕さんを『蚕座(さんざ)』に移すところ。
がばっ。もさっ。
と移すので、初めて体験される皆さん、『え、こういう感じなんだ!』と驚かれることが多いです。
移した後で、一番上の写真のように桑の葉を与えます。
3齢の終わりごろに到着し、遠目にしらす?に見えたお蚕さんは、驚異のスピードで大きくなります。
朝と夕方とでも、大きさが違います。
講師の東さんにもらったお蚕さん実寸定規。
孵化当時から比べると体長は25倍、体重は1万倍にもなるそうです。
人間だと大体50cmくらいで生まれてくるそうなので、その調子で大きくなると 12.5mくらいになりますね。
という、成長ぶりです。
ですので、桑も成長にしたがってモリモリとすごい勢いで食べます。
最初はのんびりと剪り方についてレクチャーがありましたが、そのうち気がつくと 、一人で10キロ以上もの桑の束を何束も作るようになっています。
見守る こまち。
そしていよいよ上蔟の日。
たっぷり桑を食べて成長したお蚕さんは繭を作りたくなってきます。
そのタイミングで繭を作るための部屋『蔟(まぶし)』にお蚕さんを移してやるのですが、
タイミングを誤ると大変なことになってしまうため、ちょっと緊張感も走ります。
この日は、泊まり込みで夜まで作業された方々もあり、無事に上蔟を終えました。
皆さんお疲れさまでした!
ワイワイと賑やかだった上蔟の翌朝。
ミチミチという音とともに、蔟の中ではすでに繭が作られ始めています。
10月上旬には繭かきです。
その後10/7・8・10・11には、この繭から糸を引く『生繰りワークショップ』が開催されます。
9/30現在、空席は10/11に残席1があるのみです。
ご興味ある方は、お早めにご連絡ください。
それからそれから。
10/29には、お蚕さんが繭を作る『蔟』を藁で編む、『藁まぶしWS』が開催されます。
何万頭も買う場合は、『回転蔟』が主流ですが、お家で100頭とか、そんなに多くない数を買う場合は、藁まぶしもオススメです。
こちらは9/30・20時 現在、残席1となっております。
藁まぶしWS詳細については、コチラから!