じんぴクラブ活動。植物の繊維から糸をつくって遊ぶ部活です。
この日は野原の『からむし』から糸を作ります。
素敵なハンドメイド作品をたくさん作る、物知りでマニアなWさんと楽しい作業です。
『からむし』はイラクサの仲間。
店主は、生の新鮮なからむしに どっぷり つきあうと皮膚がかゆくなります。
漢字二文字で書くと『苧麻』。カタカナでいうと、ラミー。
縄文時代から繊維利用されてきた植物です。
越後上布など、夏用の高級衣料品として用いられました。
越後や米沢など、諸藩の大きな財源ともなり、あちこちで栽培されていたようですが、その子孫たちが雑草として憎まれながら、のびのび生きています。
使うのは、皮の部分。
外皮は剥いで、内側の靭皮繊維をとりだします。
乾燥させた からむしの繊維を、さいてゆきます。
そしてこれは『苧桶(おぼけ)』。
昔は嫁入りの必需品だったそう。
さいたからむしの繊維は、一本一本つないで、この苧桶の中に貯めてゆきます。
麻やからむしなどの繊維をつないでゆく作業を『績む』といいます。
女性は、この苧桶をつねに傍らに置いて、いつでも糸を作っていたんですね。
大事な人のために、家族のために、または、税を納めるために。
おしゃべりをしているうちに、たくさん貯まってきました!
次回は糸車で撚りをかけますよー。
じんぴクラブは毎月第二日曜日。
10~16時の間、いつでも参加OKです。
部費として 1,000円/時。
お申込みは、ton-cara 店主フセまで。
e-mail:mail@ton-cara.com
TEL:027-368-2370
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