座繰り器で引いた生糸。
とても美しいですが、布になるためには、この先いくつもの工程があります。
今回は、生糸にヨリをかける『撚糸(ねんし)』。
このワークショップでは、糸車を使って撚糸を体験してみます。
蚕絲館の東先生による渾身のテキスト。
まず、『撚糸』について、
座学による講習です。
座繰りで引いた生糸は、かるーーくヨリがかかっていますが、
実用に耐える絹糸にするために、糸にちゃんとヨリをかけるのです。
今回は、2本の糸を合わせて1本にし、ヨリをかける予定。
一つのカセを二つに分ける作業です。
お昼を食べて頑張りましょう。
今日はとろろ汁とマグロの煮物です。
作業再開。二つに分けた生糸を一本に合わせます。
生糸は水にしっかりつけておきます。
一本にした生糸は、糸車を使って、撚りかけます。
初めての糸車は、結構苦戦。
なかなか言うことを聞いてくれません。
生糸のくせや、糸車のくせもあり、
仲良くなるまで時間がかかります。
管に巻いた生糸は、蒸して冷ますことでヨリを定着させます。
かせあげをして、今日は終了!
お疲れ様でした。
座繰りだと、結構糸が引けるのに、糸車はあまり進まなくて、
参加された方も
『へこんだ』『全然進まない』『本当大変なんですね』
とおっしゃっていました。
今は撚糸は普通機械で行います。
でも糸作りの一つの過程、
機械任せの部分を手作業でやってみるって、
ものを作る工程がとても理解しやすいと思いますし、
貴重な体験になると思います。
これまでトンカラで座繰りをされて、
撚糸のような次の工程を体験してみたいという方があれば、
お問い合わせくださいませ。
ちなみに、次回の定期講習日は
8/17(木)18(金)
今度は通常の座繰りです。
8/17ご希望の方が、ただいま1名様いらっしゃいますが、
最小遂行人数3名様での開催になるため、
大大大募集中です!
お待ちしていまーーーす。
お申込はton-caraまで
tel:027−368−2370
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