座繰りワークショップ・ぐんま黄金の生繰り

こちらは、蚕絲館さんの養蚕ワークショップで10/4に繭かきをした、『ぐんま黄金』の繭。

あざやかな黄色が特徴です。

 

今回、養蚕ワークショップに4日以上参加された方は、2.4kgのぐんま黄金の繭がプレゼントされます。量としてはこんな感じです。

 

この繭、この時点ではまだ生きています。

10/7、8の座繰りワークショップでは、生のまま煮て生糸をひく『生繰り』を行うことになりました。

生繰りは10/8が限度だそう。

それ以上おくとお蚕さんが羽化して蛾が出てきてしまいます。

 

このケースには、100粒入るようになっていますので、数を数えて座繰りの部屋へ。

農家さんが繭の出来を量るための道具です。

 

最初に東先生のお手本です。

お鍋の中の繭を一定量に保つ必要があるのですが、薄くなった繭をのぞいて、

新しい繭をたすのにコツがいるのです。

 

練習用に9粒で引いた生糸。きれいです。

 

みなさん、遠くから来られてとても熱心。

一番遠い方は香川から!

遅くなってもカラカラと座繰りをあやつる音が響きます。

この日は泊まり込みで遅くまで作業されました。

 

翌日は、いつものまっすぐな生糸と違って節が独特の風合いを生む、

『節糸』にチャレンジする方も。

節糸を作る場合、鍋にかける『弓』の形がことなります。

また通常のまっすぐな生糸では藁から作られた『みご箒』を使いましたが、

節糸では『もろこし箒』、と道具も異なってきます。

つねに繊維をつけてやるので、右と左手が忙しいです!

(ちなみに、『節糸づくり』は何回か受講された方へのご案内となります)

 

お昼は、舞茸をいただいたので、舞茸の炊き込みご飯とマグロのフライです。

 

写真では見えにくいですが、節糸はちょっとポコポコした『節』があります。

 

小枠にまいた生糸をかせに巻き取りなおす、『揚げ返し』。

生糸が輝いています。

 

白い生糸は、いつもの講習でつかう『ぐんま200』。

春の養蚕ワークショップに参加された方が、ご自分の収穫された繭で引きました。

 

ぐんま黄金の鮮やかな黄金色。

生糸をやわらかくする『精練』を経ると、このあざやかな色は失われ、『鳥の子色』といったような、

淡い、やさしい色合いになります。

 

通常の座繰りワークショップでは、白い『ぐんま200』を使いますが、

10/20(金)、10/21(土)の座繰りワークショップでは、養蚕ワークショップで収穫したご自分の『ぐんま黄金』で講習を受けられる方がいらっしゃいますので、

一緒に『ぐんま黄金』で引くことが可能です。

特に10/20は、現在(10/8)まだ最小遂行人数に達していないので大募集中!!

繭を煮て糸を作ってみたい方、この鮮やかな色を体験したい方、ぜひぜひご参加くださいませ。

 

お問い合わせは

ton-cara 布施まで。

TEL:027-368-2370

e-mail:mail@ton-cara.com